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過去の栄光は未来を何も保障しない

今回のW杯を前にスペイン代表の監督が語っていた言葉だが、まさに今回の南アフリカ大会はそのままを体現している。

かのスペイン代表も今朝の試合は勝ったものの初戦のスイス戦にまさかの引き分けとなり、苦労のスタートとなったことは周知のとおりである。
そのほか強豪国と言われる、フランス、イタリア、ドイツなどが1次リーグ敗退の危機にさらされている。

公式球ジャブラニ

公式球ジャブラニ(引用元

 日本代表の中でも同じことがあり、絶対的エースのはずだった中村俊輔選手が調子を落としてスタメン落ちしている。
 彼らのいずれも慢心でこの状況に陥ったわけでもないだろうが、まさに過去の名声は未来を何も保障してくれていない。
未来の名声は、今これから築くほかないのである。
 
 これは仕事上でも全く同じことが言える。
 過去に築いた栄光の上に胡坐をかいていたら何も進歩しない。それどころか堕落であるともいえる。

 昔人事の仕事をしていたとき、労務評価の方法として業務評価の減価償却なるものを考えたことがある。

 過去に大きな仕事を成功させて評価を受けた者に対して、ある一定評価点を与えるが、それは未来永劫積み重なるものではなく、購入資産のように年々価値が低減していくものと考え、未来へ持ち越す価値を減らして行き、常に新しい評価を積み重ねることを求めるといった評価方法である。

 もし新しい評価を積み重ねなければ、低減された過去の評価しか残らない。
 固定資産的に毎年6掛けしたらあっという間にその価値はゼロに近くなる。

 こうやれば過去の栄光にしがみつかれるのを防げるのではないかと考えたことがある。

 実際、世の中の大企業には過去の一度の実績にしがみついて出世している人も少なくない。
 しかし、過去の成功に満足して努力を怠ってしまったら本人も会社も未来などないであろう。

 逆に言えば、過去に栄光が無くても、努力次第これから栄光を築くことが出来るということだ。
 
 頑張れ過去の弱小国!(はてどこの国だろう)

スペイン料理のランチコースとオーガニック野菜マーケット

今日は知人の紹介でスペイン料理のお店で有機野菜を使ったランチのコースをいただいてきました。
el willy]という東湖路沿いからほんのちょっとビルの裏手に入った空間のお店で、豚の絵の看板がちょっと可愛らしい感じのお店でした。

el Willyの看板

el Willyの看板

今日、ご相伴させていただいたのは、私を招待していただいた方が経営する農園の野菜を使ったメニューで、150元の特別コースです。

まず、一品目はトマトのホットスープです。バジルとココナッツミルクが添えてあり、濃厚なトマトの味が、トマトの質の良さをものがったっております。
口に含んだだけで体に良いものであることが実感できるようなスープです。

 el willyのトマトのホットスープ


el willyのトマトのホットスープ

二品目はナスとトマトを、モッツァレラチーズとオリーブオイルと熟成トマトペーストに挟んだものです。一緒にきた友人が、いつぞや某日本料理店で同じものを食べ、その店のものもうまかったがこの店のものは比べ物にならないくらいおいしいと語ってました。私もこのナスとトマト、さらには濃厚なトマトペーストが強烈な旨みを放っており、前菜としては特筆的すべき味です。

三品目は半熟卵と、スモークサーモン、大豆と玉ねぎのスープです。こちらも新鮮な卵と新鮮な野菜との組み合わせで、滑らかな舌触りと、品質の良さを感じさせる味が印象的な料理でした。

半熟卵と、スモークサーモン、大豆と玉ねぎのスープ

半熟卵と、スモークサーモン、大豆と玉ねぎのスープ

四品目はミニバーガーで、シイタケと、ハンバーグ、とろけるチェダーチーズの組み合わせほうれん草の組み合わせでとてもおいしかったのですが、あまりのおいしさに写真を撮り忘れました。スミマセン。

 五品目は、かぼちゃと有機鶏と栗を使ったリゾット。これがメインディッシュであるのが納得できるような柔らかい甘みと旨みがあり、まさに旬の味を堪能させていただける一品です。

かぼちゃと有機鶏と栗を使ったリゾット

かぼちゃと有機鶏と栗を使ったリゾット

そしてラストはフルーツの盛り合わせがサービスされました。
一緒に食べたケーキのようなもの、残念ながら私は無知なもので名前がわかりませんでしたがおいしかったです。

el willyのフルーツ

el willyのフルーツ

これらの料理を屋外テーブルでいただいている脇で、写真のような色艶のよいおいしそうな野菜が売られていました。私は中国に来て以降ほとんど料理はしていませんが、料理をしたくなる衝動に駆られる野菜です。

この有機野菜のマーケットと、特別ランチコースは来週も行われるようでもし時間のある方は訪れてみてはいかがでしょうか?

el willyの有機野菜販売

el willyの有機野菜販売

el willyの有機野菜販売

el willyの有機野菜販売

但し、料理の内容は今回とは同じものではないようなのでご注意を!

またこのお店は、通常は普通のスペイン料理の店で、ディナーで300元/人~くらいの予算で食べられる店でしょうか?この日も欧米人で満員でした。安くはないお店ですが、昔旅行したスペインを思い出して、今度は是非通常メニューも挑戦してみようと思いました。

el Willy
東湖路20号(淮海中路近く)
021-5404-5757
www.elwilly.com.cn

スペイン紀行

昔の作品を恥ずかしげも無く載せてみました(笑)

「スペイン紀行」         

「それはとてもラッキィね」と帰りに立寄った香港の友人が言った。

バルセロナで押し込められたオンボロの部屋、そこが正規の客室ではないことはすぐに分かったのだが、さんざん歩き回っても宿が見つからなかったので、仕方なくそこに泊まった。翌朝の観光案内所の話だとその晩はどこも満室で仕方なく隣町へ宿泊した人もいたらしい。

湿気の多い部屋から逃れるように飛びこんだセビリアの町でも宿探しは困難を極めた。こうなると自分がジプシーである。安宿をようやく見つけ、レストランのテラスでビールを飲みながら聞いた、流しの歌とギターは心に効いた。

切符売り場が分からずウロウロしていたマドリッドの闘牛場で、ダフ屋がタダでくれた3階席は、6月のスペインの強烈な日差しを浴びながら、酔っ払いがヤジを飛ばす席だった。

「サッカーでも美術館でもなく、ただそこにあるスペインを見て歩きたい」とグラナダで知り合ったドイツ人に、スペインに来た目的を語ってみた。

フィリヒリアナの白い村、ガウディの建築物、何処までも広がる向日葵畑、枠のない絵葉書がそこここにあった。ただ現代的なフラメンコからはシェリー酒の香りがしなかった。

やはり「ラッキィ」だったのかも知れない。私は「そうだよ、やっぱり地球は歩かなきゃ」と答え、パリで見たモナリザを思い出した。