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岡田監督の杭州緑城チームが苦戦中

 去年だかに日本のサッカーの岡田元代表監督が浙江省杭州のクラブチームの監督に就任したというニュースを見たと思うが、その後実際どうなったのか今日突然気になった。

 就任以降、日本語ソースも中国語ソースもとんと情報を見ていなかったが、どうやら調べてみると中国のスーパーリーグは開幕していて、既に7試合ほど消化した状態らしい。

 で、戦績はというと彼の杭州緑城チームは今日4月26日現在で1勝4敗2分けで16チーム中の最下位16位という位置に沈んでいるらしい。

 得点も7試合で3点だけと、かなり寂しい状態で当然2点以上とった試合が1回もないような状態のようだ。

 まあ元日本代表監督として鳴り物入りで入ってきた割には成績としてはまだ実績らしいものはなく現状としてはとても寂しい状態に見える。

写真はイメージ

写真はイメージ

 しかしである。

 彼の動向を詳しくチェックしている日本語サイトなどを見ると、成績はともかく周囲からの評判はそれほど悪くないらしい。

 というかどうやら評価が高いようなのだ。

 例えば就任早々に、コネ入団などなぁなぁで在籍していたような選手のクビをすぐに切ってヤル気のあるユース選手と入れかえたり、チームプレーをしない外人選手を外したり、とにかくプロたるは何たるかを一生懸命叩き込んでいるようで、そのしがらみに縛られない動きの良さが評価されている。

 故に成績を求めること自体はこれからということになるようだが、オーナーさえ短気にならなければ、現状の動きを見ている限りでは数年後にはいいチームになる可能性はありそうである。

 とはいえ、彼も中国に来た日本人の例にもれず我々同様に中国人という異文化星人には苦労しているようで、試合中に控え選手が電子ゲームで遊ぶといった子供のような中国人選手たちには日々手を焼いているらしい。

 まあただそういう姿も、W杯の出場国監督として世界の舞台を経験してきた彼が、また改めてゼロに近い状態からスタートして頑張っている証しなわけで、その姿は外から見ていて面白い。

 日本代表監督時代、W杯直前のあまりにもふがいない姿に私も彼を叩いたこともあったが、今は新天地で何もない状態からスタートできる彼が羨ましくもある。

 明日もACL常連の大連実徳チームとの対戦があり、まあ今の現状からいくと勝つのは難しそうだが、焦らず数年後の活躍を目指した本当のプロといえるチームを作って欲しいものである。

原文

詰まらない「印象西湖」

先日ある機会あって、映画監督のチャンイーモー演出だという杭州の西湖で行われる「印象西湖」を見た。

 個人的には北京オリンピックの開幕式以来すっかり嫌いになってしまったチャンイーモー監督だが、今回は見なければならない状況の流れと、見ずして批評するのもまた流儀に反するので見ることにした。

 さて、まあ見た感想とはいうとやはり期待に反せず詰まらなかったというのが正直なところ。
 あのライティングが美しいという人も世の中にはいるが、私から言わせれば彼は舞台に関しては完全に素人の照明家である。
 映画ではシーンを細かくカットしていき、アップもロングも自由自在だからライティングの美しさを多少表現できるのかもしれないが、ライブの舞台ではそうはいかない。

 本来はライブの空間では観客との距離を十二分に意識した舞台側のエリア構成や、アクティングエリアの構成が行われるべきなのだが、この印象西湖は観客と舞台の大きさのバランスがまるで考慮されず、表現される映像と観客の距離感がまるでぐちゃぐちゃなのだ。

 ただ単にSS(サイドスポット)やピンなどを面白がって使って人物やものを浮かび上がらせているだけで、あれでモノを美しくみせているつもりなのかもしれないが、ほとんど素人照明家のバカの一つ覚え的な灯りの使い方しかできていない。

印象西湖

印象西湖

 さらにこの印象西湖を詰まらなくしているのが、有るのか無いのかわからないストーリーが、全く伝わってこないということだ。

 恐らく西湖に伝わる有名な古事記の一つを表現しているはずなのだが上述のスペースの使い方のダメダメさ加減が、ストーリーを伝える以前の問題にしてしまっている。

 故に映像やストーリーに引き込まれもしなければ、見終わったあとに何も残らなかったというのが正直な感想である。
 ただの素人照明家の詰まらない照明表現を見せられたという感想しか残らない。

 無論この演出に何も感じていなかったのは決して私だけではなかった。

 それが証拠に終演後、大きな拍手もなく詰まらなそうにダラダラと帰っていく中国人団体客の姿があり、それが非常に印象に残った。まさかそういった意味での「印象西湖」ではあるまい。
 こんな演出にお金を払って時間を消費したツアー団体の参加者が非常に気の毒に映る。

 まあこの「印象西湖」には多くの若者がエキストラで参加しており、彼らに仕事を与えるための一つの観光産業として興されたのがこの「印象西湖」なのかもしれないが、そういった目的があるなら、もう少しマシな出し物があってもいいのでは?そこまで感じざるを得ないこの「印象西湖」である。

 舞台と映画の違いも分からない素人にネームバリューだけでよっかかる時代はもう時代遅れで、せめて上海馬戯場あたりで頑張っている演出家あたりに協力を依頼してリニューアルをするのが今後の杭州の観光にとって良い選択だと私は思う。

突然開通する高速鉄道

今月22日に上海虹橋駅と杭州駅を結ぶ高速鉄道が開通すると報道されているが、開通まであと1週間あまりとなった今日現在になっても、切符の販売どころかまだ時刻すら発表されていない。
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 平行する在来線の切符の22日以降の切符が発売停止になったらしいから、開通することはほぼ確定的なように見えるが、実際に切符の販売が開始され、実際に運行開始されるようになるまでは本当に開通するのか半信半疑なのが中国の鉄道開通である。

鉄道切符代理販売所

鉄道切符代理販売所

 日本人からすると鉄道開通のような重要な節目は、何ヶ月も前から開通日が決まり、時刻表の発表が行われ、一ヶ月前から切符を売るという入念な準備を終え、万全の状態で当日を迎えるのが当たり前であるのだが、中国の鉄道開通はそうではない。

 高速鉄道に限らず地下鉄の開通についてもいつもこんな感じで、新聞報道で数日前にちょこっと発表が行われただけで、突然開通する。

 もちろんその路線の存在自体は、建設計画が事前から報道され知らされているので、まったく何もないところから突然開通するわけではないが、実際の開通日を聞かされるのは数日前で下手をすると前日である。

 こんなんでは旅行の計画を立てようもなく、開通直後に利用客が少ないといった嘆きも当然のように思うのだが、この習慣は中国版新幹線と呼ばれる高速鉄道が開通する現在になっても改まらない。

 日本のように切符の発売が一ヶ月前からではなく、最大でも10日前からの発売だというのが原因かもしれないが、それにしても時刻表くらい早く決定して欲しいと思うのだが、安全上の問題なのか、直前まで何が起こるかわからないので発表しないという中国流危機管理なのかわからなないが、とにかくこれが中国の鉄道の長年の習慣らしい。

原文

上海駅からも杭州行きの列車はある。

上海駅外観

上海駅外観

新幹線(CRH)と上海南駅の開業以後、杭州や金華など南方方面の上海の玄関として上海南駅がすっかり定着した感があり、逆に南駅に行かなければ、杭州行きの列車には乗れないと思いがちになるが、実は上海駅からも杭州方面に行く列車が結構ある。

 さすがに上海南駅に比べると本数は少ないが、新幹線(CRH)も数本走っており、時刻表上では全部で15本ほどの列車を見つけることが出来た。1~2時間に1本の割合である。

 実は今週末杭州に行こうかと計画し、杭州行きの切符を探したところ、この事実を発見した。

 どうやら南京方面からの折り返しの列車の存在と上海駅の付近の住民の利便性のためにこういう運用が存在するらしい。

 実は私が行動をともにする友人は、上海駅の近辺に住んでいるので待ち合わせて行動しようとするとどうしても上海駅付近での集合が便利であるのだが、杭州方面に行くには南駅まで行かなければならないと思い込んでいた。南駅まで行くとなると、地下鉄と乗換え時間を含めて1時間近く余分に掛かってしまう。

 もし上海駅を起点に出発できたならそれだけでかなりの時間を節約することが出来る。今回取り敢えず確保した列車が快速列車で、杭州までだと2時間半程度かかるのだが、もし南駅まで行って新幹線に乗ったとしても、南駅まで行く時間を考えたらトータルとして所要時間はあまり変わらない。

 しかも今回軟座(一等)を買ったにもかかわらず片道50元と、新幹線の軟座64元に乗った場合に比べて安く、しかも地下鉄に乗らないので全行程確実に座れるので楽々である。

 これは今回とても良い発見をした。

 今後は杭州方面に行く場合はまず、上海駅を起点にする列車から探してもらおうかと思っている。