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守られないバスの後降りのルール

 以前から結構バスを好んで使うのだが、バスの乗客を見ていていつも思うのは、あまり秩序だった行動がとられないということ。

 これが全国的な現象なのか上海特異な現象なのか分からないが、少なくとも北京のバス乗車ルールは五輪以後かなり良くなったと思うが、上海は万博後も相変わらずなのである。

 バスが来れば乗客は全く列を作らず群がるように乗車口に殺到する。

 災害時の脱出パニックそのものの状況である。

 まあ、かくいう私も上海慣れしてきているので、やはり列なぞ作らず結構真っ先に乗車口に並んで、1番で乗車しているので他人のことを言えるような状況でもなくなってきている。

(ゆっくり待っていると、下手をすると乗車できないうちにバスが行ってしまう)

 そして、今度は降車時に守られないのが、後ろの扉から降りるルールである。
 一応車内放送を注意深く聞いていると「降りる方は後方の扉へお進みください」というアナウンスは一応流れている(中国語なのでそんな丁寧ではないが)ので、ルールとしては存在しているようだが、まあ聞いている人は多くないだろう。

 しかしながら乗客達はまるで、そんなルールがあるのかと言わんばかりに、当たり前のように前方の扉から降りる人が大勢いる。

 一応この点は、私は後ろ降りのルールを結構守っていて、混雑していても前乗り→後降りのルールに従っている。

 多少律儀すぎるかも知れないが、前から降りると乗ってくる人と交錯するので、危ないのと待たせるのがやや申し訳ないのである。

 こんなことをするのは日本人だけかと思っていたら、やはり気にしている中国人もいるのを発見した。

 先日バスに乗車していた時にある中国人家族がバスの中にいて、降りる間際になっ旦那は後ろ降りだよと言ったのだが、奥さんの方はそれを聞かず、前から降りようとしており、結局この家族は前後に分かれておりていったのである。

 どうもここでは女性達の方がルールに縛られず実質的利益を主張する気質が強いという気がする。

 これをマナー不足と見るか、気質と見るかは意見の分かれるところだが、前乗り後ろ降りルールは当面浸透しそうにない上海の今の状況である。
 

北京の飲食店は怒らないのか?

 ニュースを見ていたら北京で消費者に不利とされる慣習が禁止になる通達が出たとの内容を目にした。

 それによれば、例えばレストランでは一般的に飲み物の持込みは禁止されているが、これは消費者が不当に高い料金を取られる恐れがあり、これは消費者の選択を認めない覇王約款(一方的に店に有利な不平等ルール)だということで、そのルールは禁止されるというのだ。

 もしこれに違反している店を発見した場合、通報されて罰金200万元とかなんとか膨大な額を科せられるらしい。

 まあ、このニュースを見て非常に驚いた。

 確かに一般的なレストランでは、飲料が外部の市販価格に比べ結構高い金額に設定してあるケースをよく見かけ、やや高いなという印象を受けるが、だからと言って持込みOKなどといったら今度は被害者になるのは店側だという気がするのである。

 例えば客にビール1ケース持ち込まれて、つまみの注文はそこそこで店で大宴会などやられた日には、店としては利益減少どころか営業妨害もいいところになるわけで商売あがったりとなる。

 故に行政機関が無理やり飲料持込みOKとするというのはいささかかやりすぎだという気がする。

 さらに、今回の通達では個室利用における最低消費額の設定の禁止や、「店内での手荷物の紛失は各自の責任で保管し、店側は一切責任を負いません」という表示も禁止されるというのだ。

 これとて利用する側から考えると、最低消費額などはやや足かせだという気はするものの、店側からすれば幾らも注文しないのに個室を独占する客を防ぐためだったりするわけであり、別に店側がボッタクリのためにだけ定めているルールというわけではない気がする。

 ましてや遺失物の紛失責任など、店側で紛失したものかどうかも分からないのに責任を負わされるという発想はどう考えてもおかしい。

 今回の通達では、これらの伝統的慣習は消費者に一方的なルールだと決めつけられているが、これは寧ろとんでもない迷惑客やクレーマー客を防ぐための店側の防衛策であり、商売をする側として利益を守ることを考えたら当然の対応だという気がする。

 もし飲食店の飲料の料金が不当に高いと言うなら、店舗の家賃相場をどこでも一律にするべきであり、料金が高いと思うなら最初からその店の利用を諦めればいいだけの話で、持込み禁止は駄目なんて通達は寧ろ、世の中のサービスの低下を招くだけのような気がするのである。

 とにもかくにも、今回の通知はどうもバランスを欠いた極端な対応だという気がする。

上海で老北京炸醬麺 その2

 先日からマイブームになっている老北京炸醬麺(ジャージャン麺)だが、やはり上海で食べられる店は限られているようであり、百度で検索しても3軒しか出て来ない。

 まあ検索の仕方を変えればもう少しあるのかも知れないが、それにしても少ない。

 実は先週その3軒のうちの上海南駅近くの1軒を訪ねて行ってみたのだが、なんと店が無くなっていたようで見つけられなかった。
 飲食店の入れ替わりの激しい上海ではよくあることなので、まあ無駄足そのものは気にならなかったが、これで老北京炸醬麺を食べられる店の候補が一つ減ったことの方が非常に残念だった。

 まだ残り2軒の候補があったが、なかなか遠い場所にあり、普段はうかつに行ける場所ではないのでここしばらくチャンスを窺っていた。
 そして今日、楊浦区に用事があって行くことになり、楊浦区の候補のお店へ行ってきたのである。

 今回は先週の失敗があるので、電話で存在を確かめてから行ったのであるが、確かに営業していた。

老北京炸醬麺

老北京炸醬麺

 お店の名前はそのままずばり「老北京炸醬麺」でひねりもなく分かり易い名前である。

 場所は地下鉄8号線の黄興公園駅か延吉中路駅近くの松花江路125号のローカルな住宅地区にあり、どちらの駅からも徒歩15分ほどの距離となっているようである。

お店の周辺はどローカル

お店の周辺はどローカル

 着くまでは大きなレストラン的なものを想像していたが、着いてみるとお店は拍子抜けするほどにごく普通の小さなローカル食堂といった感じで、外地料理という気取った雰囲気は全くなかった。

老北京炸醬麺の店内

老北京炸醬麺の店内

 店内に入ってもそれは同じで、やや体の良い椅子とテーブルが並べてあったが、普通の食堂の域を脱するほどオシャレではなく、まあ言うなれば普通の清潔なローカル食堂といったところである。

老北京炸醬麺の店内

老北京炸醬麺の店内

 さて、早速、このお店の文字通り看板メニューである老北京炸醬麺を注文をすることにした。

 12元である。

 そして待つこと20分あまり、出てきたのが写真の麺である。

老北京炸醬麺

老北京炸醬麺

 確かに、太めのうどんのような麺に黒い餡が乗っていて老北京炸醬麺そのものである。

 待たされてお腹も空いたので早速いただくことにした。

 店の人に良くかき混ぜろと言われたので、餡が均等に混ざるようによくかき混ぜてから食べ始めたのである。

 茹でたてなので麺は温かく、しかも柔らかいためちょっと想像とは違ったが、味付けは想像通りの老北京炸醬麺であった。

 ややしょっぱめの餡が実に麺と絡んで美味しかった。

 あっという間に完食である。

 食べる前はもう一杯食べてもいいかなという気もしたが意外とお腹が膨らみ、十分おなかいっぱいである。

 食べ終わって見て、何で上海にはこの美味しい老北京炸醬麺をあまり見かけないのか不思議に思ったが、まあここは結局上海ということであり北京のしょっぱい料理は上海人の口には会わないという事なのかもしれない。

 私自身はこのお店を気に入ったのでまた来たいと思ったが、年中通うにはやや遠すぎるのが難点である。

 まあ北京に行くよりは近いと思うしかなく、また楊浦区方面に行くチャンスを見つけ行こうと思っている。

【お店データ】
「老北京炸醬麺」
楊浦区松花江路125号(地下鉄8号線の黄興公園駅か延吉中路駅から徒歩15分)
電話13916600468
営業時間11時~21時
○老北京炸醬麺 12元

上海で北京ジャージャン麺を探す

先日、テレビドラマを見ていた時に北京ジャージャン麺(炸醬麺)を食べるシーンを見て、その時からどうしても老北京炸醬麺が食べたくなっていた。

 流石に老北京炸醬麺だけを食べに北京に行くわけにもいかないから、上海でどうにかあれを食べられない物かと幾つか情報を検索し調べてみたところ、それらしきものを食べられる店の情報を幾つか見つけたので、今日はまずその第一弾として時間を調整して食べに行ってきた。

 今回訪れたのは「鍋品面吧」という中国各地の麺料理を主にしたチェーン店であった。

 まあ北京料理の専門店ではないのだが、とりあえずこのお店が駅から近そうで、炎天下の中で店を探し回る必要が無さそうであったのでこのお店をチョイスしてみたのである。(笑)

鍋品面吧

鍋品面吧

 場所は地下鉄2号線の南京西路駅上の呉江路の路上の一角にあり、座席数が30席前後の割りとこじんまりとしたお店である。

 さて、カウンターで注文する形式を取っているこのお店だが、この店で目的のメニュー名を見ると「老北京肉醬麺」となっており、「炸」の文字が無いことから恐らく油で炒めていない餡を使用しているということのようだった。

 まあ腹を空かせてやってきたので「炸」が良いかどうかは食べてから判断するが、値段は18元と非常にお手頃なのが有り難かった。

 で、待つこと数分で運ばれてきたのが写真の料理である。

炸醬麺

 胡瓜とニンジンで彩られた見た目は上品で、まずは合格という感じである。

 さてさて早速食べてみると、油を使っていない分だけ非常にさっぱりしており、麺もまあまいける美味しさのような気がした。

 胡瓜の千切りの食感もよく、とてもヘルシーな印象である。

 餡に関しては最初はやや薄味のような印象で物足りなかったのだが、添え付けの酸豆角(インゲンの塩漬け)を載せて食べると、結構ほど良い味わいになった。

 ボリュームとしてはやや少なめで、女性はこれでいいが男性には物足りない量かもしれないがスープをきちんと頂けば、不足と言うこともない気がする。

 で、食べ終わったあとの感想はと言えば、まあこれはこれで無難でアリと言う気はするものの、ドラマで見た庶民的な雰囲気の北京炸醬麺に比べると少々上品過ぎる印象は否めない。

 今後もこの店に来て食べることはあるかも知れないが、北京炸醬麺を目指すという事であれば、もっと本格的なお店を捜してみたいというのが正直なところで、上海でもっと本格的な「老北京炸醬麺」を探す旅はまだまだ続きそうである。

【お店データ】

鍋品面吧 呉江路店
呉江路22号
021-62179825
注文した料理 老北京肉醬麺 18元